関空は大本営発表（うそをあばく）

関空も民間の資本が一部で入っているというものも基本的には
お役所です。
かれらは数字のトリックを使ったり論点をずらしたりして自分には都合のい
ように世間を誘導しようとしています。
大本営発表のようです

平成14年度決算の説明から
営業収益は、長引景気低迷、イラク情勢等の要因から、前年度より5％減少した、
　
正確に記述すると営業収益が減少したのはテロからの回復が見えたのにもかかわらず成田の暫定滑走路の完成による減便と伊丹空港に乗客を取られたために5％も減少したという風に書かなければいけません

2002年度の国際線の状況はテロからの回復により日本の出入国者数が平成13年度と比べて186万2712人も増加しています。
国内線についても景気が停滞する中で9457万9千人から9666万2千人ま
で２００万人以上も増えています。
乗客数の大幅な増加は離発着回数の増加も伴い大幅な収入の増加が見込めるはずです、
そのことから景気の低迷やイラク戦争などというものによる営業収益の減少というものの関係は軽微だといえます。
国の審議会で認めているように成田空港の暫定滑走路でも減ったということを認めています、ふざけた話ですが決算書には成田という文字すら出てきません、

平成13年度の決算についても不適当な表現があります。
平成13年度決算のポイントで有利子負債残高は、前年度の比べ240億円減少し、開港後初めて1兆円を下回った。
これだけ読めばシャツ金が減って経営が良好のように見えます。
実際のところは借金の総額は前年度に比べて21億円も増えています。
２６１億もの無利子負債が増えたことになります。
普通金利には利子がつきます。利子がつかないのはこれは自治体などの支援があったからだと思います。
このようなごまかしがたくさんちりばめられています。